2010年07月01日

宮崎の今・・・・

「先が見えない今・・・・」
地元新聞では毎日口蹄疫関連の記事が大見出しで掲載されています。
各地区の悲惨な状況が多岐にわたり、詳細に書かれています。
被害農場では収入がゼロで雇用が困難になり、失業した方々もいらっしゃいます。
そして周辺産業も売り上げが激減しています。
また防疫作業に従事する方々の健康被害も深刻なものになっています。
腰痛、打撲、骨折、不眠、頭痛や、消石灰が原因の火傷も多数確認されています。
宮崎県は今、人々が心身ともに疲れきって、将来への不安が大きく大きくなっています。
この現状を全国紙でももっともっと取り上げて、日本中の方々に知ってほしいと思います。

ひまわりの家には殺処分されるはずだった命の子達がいます。
今までは可哀相な運命だった子にもう一度生きる機会が与えられたと涙して、日々お世話をしながら譲渡活動をさせていただいていました。

口蹄疫問題で、毎日殺処分される牛や豚達、その命を大切に育んで来られた畜産農家の方々、殺処分作業をされてる方々、行政の方々・・・・・。
今、たくさんの方々の無念の思いや悲痛な悲しみ、そしてたくさんのたくさんの流され続けている涙を思い、『いのち』の重みを今更ながらとても尊いものだと深く実感しています。

ひまわりの家の子達が生きている事・・・・これは奇跡を越えた『大切な尊い命』を預かっている事なのだと思うと涙が止まらなくなります。


ひまわりの家の子達は、年齢も性別も体格も性格もそれぞれに違います。
けれどどの子も紛れもなく、生き延びて来た「尊い命」です。

宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・

無邪気に笑ったり、拗ねたり、心地良さそうに寝ている姿はとても愛しいです。
けれど、ひまわりの家はこの子達の終の棲家ではありません。
心優しいご家族の元に迎えていただき、一緒に楽しい時間を過ごしてほしいと心から願っています。


愛媛県のK様がひまわりの家に来てくださいました。
いつもひまわりの家の子達を見守ってくださり、ご支援を頂いています。
ずっとボーちゃんのケージの前で、涙しながら話しかけていらっしゃいました。
雨が降る日は排泄以外はケージの中で過ごします。
宮崎の今・・・・宮崎の今・・・・

K様、遠いところからおいでくださってありがとうございました。
その温かい手で撫でていただいたボーは、今日も元気に過ごしています。


ひまわりの家は全国の支援者の皆様の大きな愛に包まれています。
皆様のご支援してくださったフードで、ガリガリだった子が日に日に体力をつけて逞しく成長しています。
子犬用、老犬用のフード類もとてもあり難いです。
タオルやバスタオルやシーツも今の梅雨時は特に重宝しています。
雨の日にケージ内で退屈している時は、長期間噛めるガムや頑丈な玩具も助かっています。
ひまわりの家に迎えるときに、千切れかかった首輪をしている子や首輪さえない可哀相な子がいます。
ピカピカの首輪をつけてあげると、その子は光り輝く明るい未来が約束されたようで私達はとても嬉しく思います。

たくさんの種類の支援物資をありがとうございます。
たくさんの方の温かい愛情を注いでいただいているひまわりの家の子達は、本当に幸せな子だと思います。
もう、寂しくありません。辛くありません。
見守っていただいているという事が大きな心の支えになっています。
心から深く感謝しています。


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Posted by ひまわりの家スタッフ at 06:00 │過去の記事 2010.4~2011.3

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