2010年12月27日
悲しい・・・・
24日にひまわりの家へ12頭の犬が搬入されました。
私達は、「ひまわりの家へ迎える」という言葉を使います。
パルボ感染症の検査をして混合ワクチンを接種してから、2週間の検疫期間に入ります。
その間、日々の細かい観察をします。
25日の事でした。
1頭の犬が後ろ足を浮かせて食事をしていました。
スタッフが足を入念に観察していたら、狼爪の先端が肉球に刺さっていました。
他の爪も伸び放題でした。

迎え入れた時は怯えて大人しい子との事でしたが、必死で痛みに耐えていたのですね。
眉間にも皺を寄せたような険しくも弱弱しい表情でした。
すぐにI先生に連絡をして診ていただきました。
処置後の爪を見て、愕然としました。
少し刺さっているだけでも痛いのです。
それなのに、この子は1センチ近くも肉球の中に爪が刺さっていました。

どれだけの期間をこの痛みに耐えていたのでしょう。
想像するだけで私の胸は張り裂けそうでした。
「ごめんね」「ごめんね」それだけしか言えなくて・・・・。
I先生の適切で素早い処置のお陰でこの子は一瞬の間にこの地獄の苦しみから解放されました。
この子はか弱そうに甘える子です。
ずっとずっと『痛いよ~』と必死で訴えていたのかもしれません・・・・。
その後は眉間の皺もなくなり、険しかった顔が和らいできました。
処置後に巻かれたテーピングの後が痛々しいけれど、あの地獄の痛みはもうごめんです。
早く発見してくれたスタッフとI先生には心から感謝しています。
クリスマスに迎えたこの子の名前は『イヴ』です。
検疫が終えたら、飼い主さん募集を開始します。
どうか、この痛みに耐えて生きてきた「イヴ」を温かい腕に抱いて慈しんでいただける方とのご縁がありますようにと願わずにはいられません。
そしてもう1頭です。
この子もひまわりの家に迎えて検疫期間中です。
しかし、すごい事になっていました。
このままでは本人(犬)もたまらないだろうと、ケアを開始しました。


糞が付いたまま毛玉になっている大きな塊や小さいけれど数えきれないほどの毛玉がありました。
伸び放題の長い毛には体中にフケや臭いがこびり付いていました。
スタッフ2人で少しずつ切り取っていきました。
途中からはハサミの先端が入らないほどの硬い塊があり、何となくただの塊ではないかも・・・・と冗談ぽく言いながら作業を続けていきました。
やっとやっと中身が見え始めたら、もうビックリしてしまいました。
こちらも8ミリほどはありそうなダニの死骸がミイラ化して出てきました。
それでもせっせと作業しながらも、体中に鳥肌が出そうなそんな状態でした。
体中の毛は伸び放題で目さえ何処にあるのかしら?と切っていったら、
可愛いパチリとした澄んだ目が出てきました。
この子の名前は「ジョリー」です。
大きな体で甘えてきます。
こんなにほったらかしにされていたはずなのに、人間が大好きです。
思わず胸が痛み、涙が出そうになります。
この子も2週間の検疫が終えたら、飼主さん募集をします。
今まで痛みや寂しさや悪環境の中で生きてきたこの子達に、どうか今後は不安の無い幸せな時間をください。
なぜでしょう・・・・・・。
どの子も人が大好きです。
こんな酷い仕打ちをした同じ人間だと思うと申し訳ない気持ちになるのに、体全体で甘えてきます。
胸が痛い・・・・でも愛しい・・・・・そんな思いで、ひまわりの家のスタッフも傷つきながら、
この子達の幸せを願ってお世話をさせていただいています。
この子達の痛みを共有できる方、全ての事を受け入れて深い愛情で見守ってくださる方にこの子達を託したいと思います。
もう2度と同じ苦しみを与えないで欲しい・・・・心から強く願います。


ひまわりの家から命の架け橋を渡り、優しい飼い主さんの元にいる子達です。
どの子も深く愛され幸せに過ごしています。
飼い主さんを見つめる子達の目は信頼感に溢れています。
どうぞ他の子達も同じように幸せになって欲しいです。

こんな画像がどんどん続きますように・・・・・。
私達は、「ひまわりの家へ迎える」という言葉を使います。
パルボ感染症の検査をして混合ワクチンを接種してから、2週間の検疫期間に入ります。
その間、日々の細かい観察をします。
25日の事でした。
1頭の犬が後ろ足を浮かせて食事をしていました。
スタッフが足を入念に観察していたら、狼爪の先端が肉球に刺さっていました。
他の爪も伸び放題でした。
迎え入れた時は怯えて大人しい子との事でしたが、必死で痛みに耐えていたのですね。
眉間にも皺を寄せたような険しくも弱弱しい表情でした。
すぐにI先生に連絡をして診ていただきました。
処置後の爪を見て、愕然としました。
少し刺さっているだけでも痛いのです。
それなのに、この子は1センチ近くも肉球の中に爪が刺さっていました。
どれだけの期間をこの痛みに耐えていたのでしょう。
想像するだけで私の胸は張り裂けそうでした。
「ごめんね」「ごめんね」それだけしか言えなくて・・・・。
I先生の適切で素早い処置のお陰でこの子は一瞬の間にこの地獄の苦しみから解放されました。
この子はか弱そうに甘える子です。
ずっとずっと『痛いよ~』と必死で訴えていたのかもしれません・・・・。
その後は眉間の皺もなくなり、険しかった顔が和らいできました。
処置後に巻かれたテーピングの後が痛々しいけれど、あの地獄の痛みはもうごめんです。
早く発見してくれたスタッフとI先生には心から感謝しています。
クリスマスに迎えたこの子の名前は『イヴ』です。
検疫が終えたら、飼い主さん募集を開始します。
どうか、この痛みに耐えて生きてきた「イヴ」を温かい腕に抱いて慈しんでいただける方とのご縁がありますようにと願わずにはいられません。
そしてもう1頭です。
この子もひまわりの家に迎えて検疫期間中です。
しかし、すごい事になっていました。
このままでは本人(犬)もたまらないだろうと、ケアを開始しました。
糞が付いたまま毛玉になっている大きな塊や小さいけれど数えきれないほどの毛玉がありました。
伸び放題の長い毛には体中にフケや臭いがこびり付いていました。
スタッフ2人で少しずつ切り取っていきました。
途中からはハサミの先端が入らないほどの硬い塊があり、何となくただの塊ではないかも・・・・と冗談ぽく言いながら作業を続けていきました。
やっとやっと中身が見え始めたら、もうビックリしてしまいました。
こちらも8ミリほどはありそうなダニの死骸がミイラ化して出てきました。
それでもせっせと作業しながらも、体中に鳥肌が出そうなそんな状態でした。
体中の毛は伸び放題で目さえ何処にあるのかしら?と切っていったら、
可愛いパチリとした澄んだ目が出てきました。
この子の名前は「ジョリー」です。
大きな体で甘えてきます。
こんなにほったらかしにされていたはずなのに、人間が大好きです。
思わず胸が痛み、涙が出そうになります。
この子も2週間の検疫が終えたら、飼主さん募集をします。
今まで痛みや寂しさや悪環境の中で生きてきたこの子達に、どうか今後は不安の無い幸せな時間をください。
なぜでしょう・・・・・・。
どの子も人が大好きです。
こんな酷い仕打ちをした同じ人間だと思うと申し訳ない気持ちになるのに、体全体で甘えてきます。
胸が痛い・・・・でも愛しい・・・・・そんな思いで、ひまわりの家のスタッフも傷つきながら、
この子達の幸せを願ってお世話をさせていただいています。
この子達の痛みを共有できる方、全ての事を受け入れて深い愛情で見守ってくださる方にこの子達を託したいと思います。
もう2度と同じ苦しみを与えないで欲しい・・・・心から強く願います。
ひまわりの家から命の架け橋を渡り、優しい飼い主さんの元にいる子達です。
どの子も深く愛され幸せに過ごしています。
飼い主さんを見つめる子達の目は信頼感に溢れています。
どうぞ他の子達も同じように幸せになって欲しいです。
こんな画像がどんどん続きますように・・・・・。
Posted by ひまわりの家スタッフ at 09:18
│過去の記事 2010.4~2011.3