2011年02月06日

憂い

宮崎県では高病原性鳥インフルエンザの10例目の感染が見つかりました。
新燃岳の噴火に伴う一部地区の避難勧告は解除されたものの、まだ避難生活を強いられていらっしゃる方々の心身の疲労を思うと胸が痛みます。

1日も早く、普通の暮らしに戻れますように心からお祈りしています。

ひまわりの家で犬猫の譲渡活動をしていると、どうしても避難区域の動物が案じられます。

鎖に繋がれたままの犬の水は、火山灰だらけになっているのでしょうか・・・・。
家の中にいる猫は、家人のいない生活に不安を感じているのではないか・・・・・。
夜は、真っ暗な中での空震や火山灰や日々と違う気配に怯えているのではないでしょうか・・・・・・。
お腹を空かせているのではないでしょうか・・・・・・。

そんな心配をしているなか、今朝の新聞記事を読みました。
避難勧告を一部解除された地区の方が帰宅して「真っ先に愛犬を撫でてあげた。こいつらが一番心配だった。犬と過ごせるのがうれしい」と安心感から涙ぐんでいらっしゃったそうです。

けれど、沈静化したわけではないので、いつでも避難出来る様にしておかなければなりません。
まだ避難したまま家に帰れない方々もいらっしゃいます。


もちろん人間の生活が第一なのは理解しています。
しかし、動物レスキューに係わっている私達に出来ることがあるのではないかと思っています。
最近は、私に出来ることはないでしょうか?とお問い合わせがあります。
ずっと飼えないけれど、一定期間だけ避難区域の犬や猫を預かるボランティも出来るのではないでしょうか。
または、あと1頭分のスペースがあれば、一時預かりも可能かもしれません。

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憂い


昨日はこんなにきれいな青空だったのに、火山灰が時々頭上から降って来ました。
幸い少しだけでしたので、犬達は外で日光浴を楽しんでいました。
憂い

子犬は無邪気に遊び、食べて、お昼寝中です。寝顔を見ていたら愛しくてなりません。
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3ヶ月の小犬です。コロコロしていて本当に愛らしいです。
憂い


ジェシカは初めて会う人にはとても怯えます。
でも慣れてくると自ら「ネエネエ・・」と手でタッチしてきます。
長い事、辛い生活をしてきたのでしょう。人にどう接して良いのかわからないまま時間を過ごして来たのだと思います。それでもジェシカは怯えながらも、人に甘えようとしています。
オドオドしながらも頭や体を撫でられるのが好きです。
そんなジェシカが心から甘えられる、心優しいご家族のもとへ行けるようなご縁がありますよに・・・・。

今日も「田野譲渡施設」「ひまわりの家」では皆さんとのご縁を楽しみに犬と猫がお待ちしています。

温かい愛情でこの子達を包んでいただけたらと願います。

お問い合わせ先
ひまわりの家 0985‐41‐2050


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Posted by ひまわりの家スタッフ at 07:58 │過去の記事 2010.4~2011.3

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