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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年05月31日

重要【犬パルボウィルス感染症発生について】

現在、判明している事実をできる限り詳細に記します。

ただし、「ひまわりの家」スタッフ及びボランティアにおきましては、

獣医学的な知識の専門家はおりませんので、獣医学的な誤りがあった場合は

ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

※ご指摘・ご質問は、mailにてお願いいたします。



     【犬パルボウィルス感染症発生経過のご報告】


5/19 感染源と考えられる子犬4頭、成犬1頭(同飼い主)が、

       17:30頃犬管理所に持ち込まれる


5/21 5頭は管理所の判定を経て、「ひまわりの家」に移される


5/21~5/24 4頭がそれぞれの譲渡先に譲渡される


5/25 4頭のうちの1頭が、宮崎市内の動物病院に来院、検査と治療を受ける

       その時点で、症状などから、犬パルボウィルス感染症の疑いが濃厚となる

       ボランティア・スタッフにも、通常時より、さらに手洗い・消毒などの措置を徹底するよう指示


5/28 「ひまわりの家」に協力する獣医さんから、

       犬パルボウィルス感染症の疑いのある子犬が発見された旨、

       連絡をいただきスタッフが、他の全ての譲渡犬の状態、

       及びボランティア・スタッフの飼い犬・保護犬の状態を確認する電話連絡を開始


        1.当日は、状態の悪い犬は確認できず

        2.田野譲渡会場施設の消毒を行う

        3.田野譲渡会場施設に「NPO法人 みやざき動物のいのちを守る会」理事会にて対応策を検討

        4.県の担当課(宮崎県福祉保健部衛生管理課)に詳細を報告、

          感染源と思われる子犬を持ち込んだ本人に、

          感染阻止に協力してもらうよう要請していただきたい旨を伝える

        5.管理所からの判定済みの犬の受け入れを延期


5/29 午後の遅い時間に、宮崎市内の動物病院から、4頭のうちの別の1頭に症状が現れ、

       簡易キットによる検査の結果、犬パルボウィルス感染症に陽性反応が見られると報告が入る

     ※この時点で、犬パルボウィルス感染症の感染が確定したと考え、
 
       「ひまわりの家」における、犬の隔離措置と施設の消毒措置を施すことを決定し

       「ひまわりの家」ブログにおいて、第一報を掲載


5/30 朝、スタッフが「ひまわりの家」にて、保護犬2頭が下痢・嘔吐の症状を見せ、
 
        ぐったりしているのを発見

       1.獣医に連絡し、簡易キットによる検査と治療を要請

       2.症状の現れた2頭を隔離し、施設を消毒する

       4.消毒薬が不足していたため、動物病院・薬局を回り消毒薬を集める

       5.靴に付着するウィルスを阻止するため、靴を洗う消毒薬を入れた容器を設置

       6.田野譲渡会場施設の消毒を再度実施する


<まとめ>

 現在、犬パルボウィルス感染症が疑われる犬は、「ひまわりの家」から譲渡した犬のうち、2頭、

 「ひまわりの家」に保護されている犬のうち、3頭(内1頭は簡易キットで陰性)、

 田野譲渡会場施設においては発見されていません。

 「ひまわりの家」は、安全性が確認されるまで、一般の立ち入りを制限いたします。


※ひまわりの家からケージを全部外に出し、室内の消毒







※ケージ、犬小屋全て消毒





※仔猫が増えたので、猫用の保護室にと考えていた三畳程の小さなプレハブ・・・

  パルボ感染の犬2頭の隔離室となる。





※獣医師さんの協力を得て、2頭に点滴を打ってもらう





※この仔は・・・もうダメかもしれない・・・グッタリして下痢嘔吐を繰り返す・・・

 大きい体でのっそりのっそり甘えてくる可愛い仔・・・





※中にいる仔達をなんとか生きてここから出したい・・・

  パルボをここで食い止めないといけない・・・

  そんな思いで・・・











※感染拡大阻止の実施方法について、適切なご指示を賜りました

  宮崎家畜保健衛生所の方々に、深く御礼申し上げると共に、

  更なるご協力を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。


※この件に対し、宮崎県や宮崎県の保健所に対する批判・中傷は、

  絶対になさらないようにお願い申し上げます。

  重ねて申し上げます。お問い合わせは、mailにて。





     【宮崎県内の犬猫保護ボランティア団体の方々へ】

犬パルボウィルス感染症は、犬の命にかかわる重大な感染症です。

犬→犬への感染症で、人には感染しませんが、ウィルスの型によっては、

猫にも感染する可能性があることが示唆されています。

また、人は、ウィルスを体に付着させて、他の犬にウィルスを移してしまうことが考えられます。

パルボ感染した犬を触れた手で他の犬に触れるだけでも感染する事があります。

犬パルボウィルス感染症は、ワクチン接種で防止可能です。

下痢・嘔吐の症状を示した犬を発見したら、下記を実施してください。

感染源と見られる子犬が、どこでどう人と接触し、他の犬に感染を拡大しているか、

現段階では判明しておりません。

どうか最悪の事態を想定し、行動されますようお願い申し上げます。


1.他の犬との接触をさせない


2.糞便・嘔吐物は、即時処分し、床・手指・ケージ・衣服の消毒を実施


3.動物病院に連絡し、できれば、現場まで往診に来ていただく。

  (不可能な場合は、犬パルボウィルス感染症の可能性があることを連絡した上で、

   糞便が飛び散らないように覆いをした上で、ケージに入れて動物病院に運び、

   建物内に入れず、外で診察を受ける。車は消毒してください。)


4.犬と接触した衣服・靴のままで、建物・車に入らない。必ず、着替えてください。


5.簡易キット検査で陽性反応が見られたら、犬が生活していた空間を完全に消毒する


6.譲渡会などの犬との触れ合いが生じるイベントは自粛



※パルボ感染の持込犬が抑留された5/19日~現在までに管理所から犬を引き出した方、

  特にご注意ください。

  



     【企業・個人の篤志家の方々へ】

まず、最初に、甚だしく直接的なお願いを申しあげますことをお許しください。

「ひまわりの家」を受託し運営する「NPO法人 みやざき動物のいのちを守る会」では、

今回の経験を踏まえ、犬たちの生命を第一に考えることを肝に銘じ、

可能な限りの安全対策を施したいと考えております。

今後の感染症防止措置として、以下を想定しております。


 1.専門家による、「ひまわりの家」及び田野譲渡会場施設の徹底消毒

 2.判定に合格した犬の1週間の隔離・監視、及びワクチン接種

 3.伝染性疾患の簡易キットの購入

 4.建物・土壌・衣服・靴・手指の消毒剤、及び消毒の付属機器の購入



「ひまわりの家」は、犬パルボウィルス感染症の発生により、存亡の危機を迎えております。

上記を実施するだけでも、多大な費用が発生いたします。

どうか、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。





※お母ちゃんの仔犬「pink」は、パルボ感染した持ち込み犬がひまわりの家に移動してくる前日から

 今日までひまわりの家には行っていません。

 仮保護中の私が、諸事情によりひまわりの家に出勤していなかったので・・・



   


Posted by ひまわりの家スタッフ at 02:17過去の記事 2009.4~2010.3